太陽光発電のお財布への貢献度は?家づくりでSDGsに取り組もう。
こんばんは。凡人パパです。
今回は、1年間稼働したわが家の太陽光発電の結果を報告します。新築戸建てに標準サイズの太陽光発電(約100万円)を設置すると、家計にどれだけ貢献できるのか。1年間の実測データを見返しながら勉強していこうと思います。
最終的な結果はこんな感じです↓
詳細が気になる方は是非最後まで読んでみてください。
測定方法
測定項目
・電気代 ← 月々の請求額
・売電収入 ← 電力会社からの振込額
・実質電気代 ← 電気代-売電収入
売電収入を得るためには、
①系統連結申請
②電力会社と接続契約する
③事業計画認定申請←経済産業省に固定買取制度を利用する設備に認定してもらう
とステップがあります。わが家の場合は、2月上旬に入居し、売電スタートが5月下旬からでした。特に③に時間がかかりました。
売買価格の前提
わが家の電気料金、売電価格はこちら。電気料金は時間帯によって大きく異なります。
生活スタイルは、凡人パパは平日出社勤務。凡人ママは専業主婦で基本家におり、小さな子どもと生活しています。電気を食う設備としては、夏場と冬場に稼働させる全館空調があります。それ以外はいたって平均的な生活スタイルだと思います。洗濯機の乾燥機能は使いせん。食洗器は週1~2回ぐらい使ってます。
結果
わかったこと
わが家の電気代、結果はこんな感じでした。
グラフにしたものがこちら↓
赤線が電力会社に払った電気料金。黄色が電力会社からもらった売電料金。緑色が差し引きした実質の電気代です。季節によって大きく変化していることが分かります。
春~初夏は儲かる!
4月、5月、6月は実質電気代がマイナスなので太陽光発電のおかげで儲かっていました。わが家は蓄電池は無いので、雨の日や夜間に太陽光発電の恩恵は一切受けられない中で、実質の電気代がマイナスになったのには驚きました。
冬場の効果は限定的,,
冬場は売電価格が少ないので、太陽光発電で電気代が少なるとくことはほとんどありませんでした。冬場暖房代が最もかかる夜間に太陽光発電は稼働していないので、当然と言えば当然の結果ですね。
1年間のトータル収支
平均した毎月の収支がこちら↑
電気代が9700円、売電収入が4200円、差し引きの実質電気代は5500円でした。思ったより安いなというのが正直な感想です。
設備のローン代金を含めると,,
実質電気代は約5600円/月ですが、わが家は太陽光発電(3.9kW 約100万円)を設置したことで、月々の住宅ローン返済額が約3000円増加しています。なのでこのローン代金まで含めると、5500+3000=約8500円/月が電気関係に支払っている総費用ということになります。
ちなみに、日本生活協同組合連合会「わが家の電気・ガス料金しらべ」(2019年)によると、平均の電気代は
・戸建て:8546円
・集合住宅:6477円
です。
つまり、総費用で考えると平均電気代にほぼ収束することが分かりました。
凡人パパのまとめ
いかがだったでしょうか。
設備のローン代まで考慮すると『太陽光発電で儲かることはない』というのがわが家の結論です。
ただ、
・電気代の一部を住宅ローンとして払っていると考えると、住宅ローン減税分有利になる
・住宅ローン完済後は総費用が約8500円から約5550円になる
といったメリットがあるので、個人的には電気料金だけ考えても太陽光発電導入したことに後悔はありません。特にわが家の場合は全館空調を稼働させた上での結果なので。
別の記事にも書きましたが、地球環境には間違いなくプラスになっていますし、災害時に電気を確保できることも考えて、トータルでは太陽光発電を導入して良かったと思ってます!
わが家の結果が太陽光発電の導入を計画している人の参考になれば大変嬉しいです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。それでは、おやすみなさい。